はじめに
アップルウォッチをなくした、落としたときGPSを活用して探すと思います。
しかしこのGPS、住宅街やビル街では遮るものが多いためか正確には表示されません。
GPSの表示をめぐって疑いをかけられたり、はたまた別の場所を探し回って苦労することも。
今回はアップルウォッチをなくしたときの上手なGPSの使い方をお伝えします。
この記事を書くきっかけ
近所で「アップルウォッチを落とした」という方が時計に搭載されたGPSを頼りに探していました。
その際なんと、「GPSが我が家を表示している」という事態に遭遇したのです。
まったく身に覚えがないのに、GPSは「他人の時計が我が家にありますよ」といっているのですから気が気ではありません。
結果としてGPSの性質によるもので、我が家が誤表示されていることがわかりました。
アップルウォッチGPSの精度は悪いのか?
アップルウォッチはシリコンバンドの性質なのか、非常に落としやすいようです。
「でも大丈夫、GPSがあるのだから」
そう思って探してみると、一日ごとに場所が移動したり、表示されている場所を探しても見つからないなんてことも。
調べてみると、アップルウォッチは連携しているiPhoneの位置情報とごっちゃになることがあるようです。
そう考えるとGPSだけに頼るのは心もとないのですね。
GPSとはどんな仕組みか
GPSとは「グローバルポジショニングシステム」の頭文字です。
本来は「グローバルナビゲーションサテライトシステム」という衛星システムの一つです。
GPSの知名度があまりにも高いため、衛星測位システムそのものをさしてGPSと呼んでいる状態です。
さて、GPSは高度約2万キロメートルに存在する測位衛星からとんでくる「時刻」と「軌道情報」をキャッチして衛星とGPS端末の距離を計算します。
ちなみに高度30キロメートルが成層圏、100キロメートルがオーロラのある場所ですから、相当離れたところに測位衛星はあるわけです。
しかし、一つの衛星では位置を把握することが出来ません。
そのため、4機から6機ほどのGPSから電波を受信して緯度経度・標高を算出します。
これがおおざっぱなGPSの仕組みです。
ただしGPSは万能ではなく、森や住宅地などが密集した場所では充分に電波を受信できません。このような時、GPSが充分力を発揮してくれなくなります。
探すときの注意点①他人の家が表示されても早まるな
さて、GPSは建物が密集した地域やビル街などでは精度が下がります。
反対に何もない草原などでは遮るものがないため、非常に正確に座標がでます。
そのため住宅地でGPSを使うと、自分の持ち物が他人の家にある、なんてことも起きます。
こんなときつい考えてしまうのは、「きっとあの人が拾ってちゃっかり使っているに違いない」と言うことでしょう。
しかし、GPSの性質を考えたら絶対に早まってはいけません。場合によってはご近所トラブルにつながります。
私は被害を受けた方ですが、「GPS反応があった」と言われたため、数日間嫌な気持ちで過ごすことになりました。
最悪の場合、弁護士を入れることも考えたくらいです。近所の家からGPS反応が出ても早まって近所の住人を犯人扱いしてはいけません。
探すときの注意点②GPSを過信しない。センチメートル単位表示は無理。
上にも書いたように、GPSは6機ほどの衛星から飛んでくる情報をもとに位置を割り出してくれます。
非常に便利ではありますが、技術レベルの問題からセンチメートル単位での表示は不可能です。
これが今回のGPS誤作動問題の原因でもありました。
センチメートル単位で場所を表示してくれるわけではない事、そして住宅地であるため正確な場所をとらえきれなかったこと。
この2つの要因が重なり、他人のアップルウォッチが我が家にあると表示されました。
SNSを見ていると、アップルウォッチを落として途方に暮れている方は多いです。
もし落としてしまったら、盗難防止ロックがかかるのでぜひやってみて下さい。
探すときの注意点③生活圏内をよく探す。探し物のおまじないも紹介
バッテリーがあれば音を鳴らして探せますし、バッテリーが切れても1ヶ月くらいは予備バッテリーが働いてくれます。
しかも自宅周辺でなくしたという場合では、意外とアップルウォッチは生活圏内にあることが多いです。
たとえば、普段乗る営業車以外から出てきたとか、そんなこともあるようです。
もし焦ってしまって出てこない場合は、こんなおまじないがあります。
①たぬきがこけた、と言いながら探す。
これは私もやりますが、唱えているとかわいいイメージが浮かんできて「まあ、焦らなくても出て来るか」という気持ちになれます。
その場ですぐ出てこなくても、比較的短い時間でひょっこりなくしものが出てきたりします。
このおまじないの効果は「焦った気持ちを落ち着ける」こと、そして「最後にどこに置いたか思い出すきっかけになる」ことでしょう。
もう一つのおまじない。それは
②ハサミをちょきちょきしながら探すこと。
こちらは刃物を使うので気を付けてほしいのですが、部屋に立ってハサミをチョキチョキ動かしながら、「探し物、でてこーい」などと言うのです。
他の言い回しもあるにはあるのですが、私はめんどくさいので「出ておいで―」くらいしか言いません。
どうもはさみをチョキチョキさせていると、その音で神経が研ぎ澄まされるのかどうかわかりませんがけっこう早い時間で見つけられます。
どうしても見つからないときは、こうしたおまじないもバカにできませんよ!
まとめ
アップルウォッチをなくした、落としたときGPSを活用して探すと思います。
しかしこのGPS、住宅街やビル街では遮るものが多いためか正確には表示されません。
そしてセンチメートル単位で表示されないので、他人の家にあると表示されることもあります。
GPSを過信せず、音を鳴らしたり記憶に頼って見つけることも有効ですよ。